「ここまでで 降りるつもりが 降りられず
夏の列車 駅に止まらず」


止まらなかった私を
迷惑と思ったのか。

いや、もしやあなたも、と
後から喜ぶ。


「夏雲の 眺め愛しく もう一駅
降りる場所は ひとまず忘れ」