終点を過ぎたら
回想列車に乗って
君の知らないふるさとに行こう

真っ赤な実がはじけたザクロのような
酸っぱい夏に君は泣くかもしれないね

涙が雨のように降って
ずぶ濡れになったら
たちの悪い風邪をひく
熱を出して、寝込んでしまう

そうなる前に
僕はボロボロのコウモリ傘を広げて
一緒に夜行列車に乗り込む

走る内に景色が変わって
だんだん眩しくなってくる

緑が増えて自然と
やさしくなれたら
始発列車に乗り換えよう

誰も知らない街に行く
僕らだけの始発列車に乗って