君が結婚すると言ったから

僕は告白する前にふられてしまった

好きだよという言葉も言えなかった



一週間前に初めて会った

僕はすぐに好きになった

見たことのない人種のような違和感と

もっと知りたいという好奇心で


愛は時間によって生まれるのか?

恋は時間を超えられないのか?

僕はそれすら試す勇気がない


君は幸せそうに言った

もうすぐ結婚する、と


この一週間

僕は君のことを何回考えたのだろう


でも、そんな僕の名前を

君は覚えていなかった


僕はせめて言いたかったし、

今でも言いたいと思っている。

好きだよって。一目ぼれしましたって


でもそれは君にとって

直下型地震のように

ただただ迷惑なこと


だから

僕はまた

ひとつ恋を埋める

胸の奥に


どうしようもなくて

泣けなくて

マンションの下のコンビニで

普段は買いもしない

安いシャンパンを買う


君の結婚を祝いながら

僕の失恋を流し込む


シャンパンよ

僕の話を聞いてくれ