白は 色が

亡くなったのでは

なくて

 

色が

精一杯に

生きている

 

君の悲しみとか幸せが詰まった

生えたばかりの白髪を見て

僕はそう思った

 

とっても暑い夏なのに

少し君を抱きしめたのは

そのすぐあと

 

いつか君がいなくなるときがくる

 

生きることと死ぬことの向こうに

僕は何かを見つけたかった