「いつか結婚しよう」

って言った君が

結婚した

僕の知らない人と

 

幼いころの約束は

誰かが寝ているうちに

こっそり土に埋めた

暑い夏の夜に

 

蝉だけがそれを見て

鳴いていた

 

おめでとう 幸せになってね

僕は君に言った

 

ありがとう 幸せになるね

君は僕に言った

 

こうしてまた深く

悲しみと愛が

土の中に埋められていった