寂しかったから

君の手に触れた

 

ペルシャ絨毯の手触り

シャープペンシルのような骨格

触れているところから少しづつ

冷たさが暖かさに変わり

優しさが伝わった

 

それから君の脈の音も聞こえてきて

僕の頭はそれを数えた

 

1 2 3 4 5 6 7 8  9  10 …

… 18 19 20 21 22

 

そう言えばもう22歳だ

いろんなことがあった

 

きっと今は一瞬にすぎない

でもなぜだろう

 

生きててよかったと思えた

 

無口でいる僕に

君は尋ねた

 

どうしたの?

 

いや、なんでもないよ

 

そう言った僕の手は

汗でびしょびしょだった