木は一本でも偉大だ

胸を張り天に向かって真っすぐ伸びている

 

木はたくさんあればなお偉大だ

森になれば命が廻り神が住む

 

僕は偉大な木から何かを感じた

光のみずみずしさ

深海のような闇

聞き取れない言霊

木から宇宙を理解しようとしたのだ

 

だが想像力とはあまりにちっぽけで

真実にはいつまでも手が届きそうになかった