大人・・・その響きを僕は遥か遠いものだと思っていた
 
でも時間は幼稚な身を待ってはくれなくて、無情に過ぎる
 
新たな世界の使者が僕を迎えに来るのが見えている
 
彼らが求めているのは忍耐という名の通行手形
 
脱走という名のあまりに情けない自由を夢見ていた僕は
 
どこを探してもそんなもの見つからないんだ
 
ただ動けなくなる鎖などいらないと思ってたんだ
 
知らなかったんだ
 
辛い時間が血となり肉となり人を成長させるなんて
 
苦労して草原に辿り着いたときの空気は何倍もおいしいなんて
 
脱走ではなく、本当の自由を手に入れたとき
 
僕は初めて生きがいを感じるのかもしれない