ポエムベクトル

ポエム・詩を中心に暮らしましょう。

あなたはわたしのもの

そんなこと言われても

実感わかないんだよね

少し嬉しいけれど

 

僕と付き合ってください

強気で言ってみても

結局他人だって知ってるよ

少し恥ずかしいだけで

 

本当は

結ばれても繋がっても

いないんだ

 

だからそんなに

真剣に考えないで

もう少しだけ

甘えさせて

君のふくらはぎで

 

一番ほっとするんだ

君のふくらはぎ

 

世界で一番やわらかく

宇宙で一番刺激的

 

だから

僕は君の横にいて

今日もふくらはぎをなでる

 

それだけだけど

もちろん君は僕の彼女だよ

 

俺なんて

そんなもんだ

 

変わったことなんて

何にもできねぇ

 

でも人とは違う

俺って決定的

 

そんなもんだ

 

クリエィティブって

そんなもんだ

 

昔からの模倣が一番

温故知新で

常識くつがえす

 

本当は新しいことなど

どこ吹く風

 

でも独創的だろ

 

そんなもんだ

 

あぁ、そんなもんだ

あぁ、そんなもんだ

 

何もかも

そんなもんだ

って言ったら

確かにそんなもんだよな

好きだ

好きだ

好きかか嫌いか

 

嫌い

嫌い

好きにはなるな

 

好きだ

好きだ

それでいいんだ

 

ぜんぶ

ぜんぶ

君でいいんだ

ほしいもの

数えてみよう

その大きさに

ぞっとしながら

 

すてき すてき

数えてみよう

その小ささを

認めながら

 

ほ〜ら みてみて

空に星がある

 

ねぇ 誰が決めたんだろう

あの幸せ

ねぇ 誰のものなんだろう

この幸せ

 

わからないなんて言わないで

 

ただそこにあるから

生きる幸せ

高速道路に乗りたい

何もかも追い越して

一番高い所

全て見渡せるように

 

高速道路に乗りたい

緩やかに転げ落ち

楽しく甘い匂い

もっと楽をしたいから

 

高速道路に乗りたい

何度も何度も繰り返し

高くて速い道路

漠然とした憧れさ

 

ほら、言ってみて

高速道路

その時間が回り道

 

ほら、知ってみて

高速道路

その気持ちは回り道

 

ほら、乗ってみて

高速道路

この生き方回り道

人間はよくわからない

犬の目から見ると

 

同じ時間に同じ飯

トイレは常にお外

これだけは守りなさい

奥さんはそう言った

 

だからそれだけ守った

 

でもそれだけじゃなく

 

手を出したらお手

指を回したらちんちん

覚えるんだよ

娘に教えられた

 

他の犬ができないことをできるようになって

自分らしく可愛く振舞って

 

だから

人間はよくわからない

 

常識と個性

どっちが大切なんだろう

 

打ち消しあう波は

消えたらどこへ行くのだろう

 

犬はただ食べて寝るだけなのに

 

言い訳さがせ

言い訳さがせ

 

山に登るぞ

言い訳さがせ

 

仕事をするぞ

言い訳さがせ

 

僕は ただ 君は まだ

 

言い訳さがせ

言い訳さがせ

 

生きるも死ぬも

言い訳さがせ

 

自己満足で

言い訳さがせ

 

言い訳見つけて

言い訳さがせ

 

晴れた日のバスほど

気持ち良いものはない

 

光のカーテンにつかまらないように

みんなの悲しみを捨てないで

ゆっくりと走るバス

 

マイペースだからか

公園みたいな懐かしさからか

彼の中はとても落ち着いて

弁当でも食べたくなる

 

いつも見ている町並みは

どこか外国みたいに

例えるなら

朝の水みたいに新鮮だ

 

あぁ、本当に

晴れた日のバスほど

気持ち良いものはない

 

あぁ、本当に

君に会いに行くことほど

素敵なことはない

 

お腹を減らして

君とランチを食べれるのだから

 

僕は泳ぐ

君の瞳の中を

すいすいすいすい

昨日の夜に祈ったように

 

君は泳ぐ

僕の瞳の中を

ぐんぐんぐんぐん

朝が来るのは早すぎる

 

 

空を越えてみよう 二人で一緒に

 

気持ちは近いけど

世界は遠いから

 

会いたい 会いたい

会いたい 会いたい

 

強く 

夢の中で 

祈ってみた

 

今はそれだけだ

 

それだけなのに

それだけで

僕は自分を見つけられる

 

やっぱり君は素敵だね

誰かを本当に

殺したいと思うときは

心が既に殺されている

 

汚い言葉や醜い暴力によって

心に黒い染みが残る

なかなか消えない黒い染みが

 

だからって

自分だけ、と

思うなかれ

若者よ

 

黒い染みは

あなたの母も

愛する人も

あなたが殺したい人も

持っている

 

確かめないでくれ

見えないものを

掴まないでくれ

泳ぐ魚を

 

ほら早く

ナイフは捨てて

歩き出そう

 

きっと

黒い染みを

好きになれるから

 

嘘だっていいじゃないか

何だってええじゃないか

 

たとえ

この詩が

綺麗ごとの嘘八百で

一人歩きしていても

僕は自分の染みを

好きになりたいから

 

見えないものは

手をのばしても

掴めないし

お金を払っても

買えないし

教科書にも載ってない

 

 

でも、ふと触れてしまうときがあって

愛とか夢とかだけど

僕は信じたくなる

 

最初はキラキラしてても

すぐに消えてしまう君たちは

流れ星なのかな

 

それとも

僕の親友なのかな

 

ねぇ、ねぇ

僕はいつも探してしまうけど

目を瞑って息を吸い込めば

身近にあることに気づくんだよ

 

君は見えないけれど

言葉は優しさのかけらで

こころの振動だ

 

言葉は追い求める未来で

なつかしい思い出だ

 

言葉はうれしくて

悲しくて

時には泣いたりして

人間みたいだ

 

言葉はあなたの家にもなり

ついにみんなの宇宙になる

 

言葉が消えると世界は小さくなる

 

沈黙に 春の雪に 蝉の抜け殻

言葉と言葉

 

宇宙が消えたら

夏には冷たい雨が降るだろう

 

無言の世界

 

お母さんのおなかからは

子供が生まれた

 

大声で泣きわめき

命が生まれた

 

言葉が生まれた

 

宇宙はあなたの泣き声の中で飛び跳ねた

背かざる生活の中で

果てのない夢のない

時間が過ぎるだけのことを

僕は食べ過ぎて 吐き気を催す

 

落とし穴落ちたように

自分を見失って

空が狭いように

雲が多い日は

ただただ蒸し暑くて

砂漠の中で彷徨うように

汗だけかいてしまうのかしら

 

だけれども

突然、昔の写真を見つけたように

懐かしくルナルナすることもあって

 

結局のところ

僕の帰る場所は僕しかないことになるのです

私は弱い人

 

子供のころの夢

どこに置いたっけ

もう一度だけ拾いたい

 

私は弱い人

 

ひとりじゃ

生きられないけど

あなたとなら

 

私は弱い人

 

明日もがんばろうか

がんばるしかないし

とりあえずでも

やってみようか

 

 

私は弱い人

 

自分が弱いことは知っている

泣きたいときもあるように

 

でも 弱さを受け入れたら

なぜかまた 立ち上がれるんだ

 

ほら ドキドキ ワクワクが

止まらない

 

私はまた強くなれそうだ

誰かの声が聞こえた

 

どこかで聞いたことがあった

細胞が興奮して

思わず布団から跳ね上がった

 

夢がなくても食べていけるんだ

いつのまにか逃げてた現実

 

夢があったら空を飛べるのに

いつまでも進まない電車道

 

人を幸せにしたいから

 

そう言って忘れたふりしてた

 

人を幸せにするには

自分が幸せにならなければいけない

 

だから もう一度

声を聞きたい

夢を見てみたい

 

それだけでいい

 

生きるって

それだけでいい

 

僕はいつまでも

子供のように

もう一度

人生をやりなおせるとしたら

あなたは何をしたいだろうか?

 

はかなく散った夢

別れてしまった最愛の人

人を傷つけたこと

 

忘れたい事が

たくさんあるだろう

 

でもその中でも

あなたは一番何がしたいだろうか?

 

心の声に耳をすませば

鐘が鳴り響く音が

聞こえてくる

 

ちょっと大変かもしれない

うまくいかないかもしれない

 

でもできれば明日から

生まれ変わってみよう

 

そして

大きな音で鐘を鳴らしてみよう

×××

昨日までの印

 

そして

今日の印

 

×バツ罰

 

「どうせ明日も」

 

言いかけた言葉

飲み込んでみよう

 

明日はまだわからない

 

プールの中には

落ちていくんじゃなくて

思い切り飛び込みたい

 

そんな心で

ジャンプしたら

明日は

○がつくのかも

 

よし! 明日は

自分を信じてみようか

 

伝えたいだけなのに

伝わらない

 

邪魔をしないでほしい

僕のわからない言葉たち

 

ボールを受けては投げ返す

それだけのことなのに

届かない僕の気持ち

 

それでも全身全霊で

いつの日にか

届けるから

届いた日には

二人で旅行に行こう

 

繁華街の夜明け前

光のネオン そこに暗闇はない

でもなぜ全く輝いていないのだろう?

 

南の国の戦争

必死に生きる そこに希望はない

でもなぜこんなに輝いているのだろう?

 

希望 絶望

裏切り 信頼

無関心 愛

 

表の裏にはやっぱり裏

でも裏があるから表もあった

 

悩んでも走っても

僕の寿命は縮まっていく

 

世界はなんて素敵なんだろう

もし汚い僕が

優しい君の体に入っても

こころの中には

入れない気がした

 

仮に

つながってても

最後には鍵がかかってて

締め出されそうで

 

でも君が

過去の痛みを

僕に見せてくれて

 

不器用なりにも

僕が君の黒さを

透明にできるとき

 

僕は本当に

君の中に入った気がした

 

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